特集 ゆるい肩（非外傷性肩関節不安定症）とどう向き合うか
5．Ehlers-Danlos症候群の治療経験
私のEhlers-Danlos症候群の経験：複数の装具による保存療法を行った肩関節多方向不安定症の1例
徳永 琢也
1
,
北村 歳男
2
1熊本大学病院整形外科
2熊本整形外科病院
キーワード：
Ehlers-Danlos症候群（Ehlers-Danlos syndrome；EDS）
,
肩関節多方向不安定症（multidirectional instability of the shoulder）
,
装具療法（brace treatment）
Keyword:
Ehlers-Danlos症候群（Ehlers-Danlos syndrome；EDS）
,
肩関節多方向不安定症（multidirectional instability of the shoulder）
,
装具療法（brace treatment）
pp.331-337
発行日 2024年3月19日
Published Date 2024/3/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001703
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Ehlers-Danlos症候群（Ehlers-Danlos syndrome；EDS）は，皮膚の過伸展，関節の過可動，組織の脆弱性を特徴とする遺伝性結合組織性疾患の総称で，肩関節不安定症を有する例も多い。本稿では，古典型EDS患者の肩関節多方向不安定症に対して，複数の装具による保存療法で症状が改善した1例の経験を通して，装具による保存療法の長所と限界について述べる。
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