特集 偽関節治療のエキスパートを目指そう
人工知能を用いた遷延癒合・偽関節予測
高原 俊介
1
,
野田 光昭
2
1兵庫県立加古川医療センター整形外科
2西病院整形外科
キーワード:
人工知能(artificial intelligence;AI)
,
遷延癒合(delayed union)
,
偽関節(nonunion)
Keyword:
人工知能(artificial intelligence;AI)
,
遷延癒合(delayed union)
,
偽関節(nonunion)
pp.1303-1308
発行日 2023年11月19日
Published Date 2023/11/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001591
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骨折治療において遷延癒合・偽関節はある一定の確率で生じるが,早期に検知し,観血的治療を含む追加治療を検討することは総治療期間の短縮の面で重要である。髄内釘を用いた脛骨骨幹部術後画像を人工知能(artificial intelligence;AI)により画像解析したところ,術後3カ月時点の単純X線像から高い診断能で遷延癒合・偽関節を予測可能であった。AIを用いた画像解析は,遷延癒合・偽関節の予測診断の補助となり,追加治療の必要性を判断する材料の1つとなる可能性がある。
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