特集 変わりゆくTKAのトレンド
Coronal Plane Alignment of the Knee(CPAK)分類で予測される生来の膝冠状面アライメント“constitutional alignment”
豊岡 青海
1
,
中川 匠
1
1帝京大学医学部整形外科学講座
キーワード:
CPAK分類(Coronal Plane Alignment of the Knee classification)
,
Constitutional alignment
Keyword:
CPAK分類(Coronal Plane Alignment of the Knee classification)
,
Constitutional alignment
pp.946-953
発行日 2023年9月19日
Published Date 2023/9/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001501
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生来の膝アライメントである“constitutional alignment”を再現することで,人工膝関節全置換術(total knee arthroplasty;TKA)術後の患者満足度が向上するのではないかという考えがあり,それを再現するためのkinematic alignmentの概念が広まってきた。従来は進行した変形性膝関節症患者を目の前にして,その人の生来のアライメントを推測することが難しかったが,MacDessiらが提唱したCoronal Plane Alignment of the Knee(CPAK)分類を用いることで,生来の膝の冠状面形態を類推することができるようになった。この分類は今後膝アライメントを語るうえでの共通言語になる可能性があり,膝関節外科医は十分に理解する必要がある。
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