特集 上肢変形治癒骨折に対する矯正手術
1.橈骨遠位端変形
橈骨遠位端骨折後変形治癒-変形性関節症発症のメカニズム-
数井 ありさ
1
1大阪大学整形外科
キーワード:
橈骨遠位端骨折後変形治癒(malunited distal radius fracture)
,
変形性関節症(osteoarthritis)
,
応力分布(stress distribution)
,
骨密度(bone density)
Keyword:
橈骨遠位端骨折後変形治癒(malunited distal radius fracture)
,
変形性関節症(osteoarthritis)
,
応力分布(stress distribution)
,
骨密度(bone density)
pp.616-622
発行日 2023年6月19日
Published Date 2023/6/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001422
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橈骨遠位端骨折後変形治癒は,変形が大きいと変形性関節症に進展することが知られている。そのメカニズムとして,関節アライメントの変化により関節面での応力分布が正常から変化することが一因と考えられる。関節面への異常負荷による局所的骨密度の上昇が変形性関節症発症に関与する。
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