連載 伝わらないコトバたち
第6回
「RAOとCPOとSPO」
福島 健介
1
1北里大学医学部整形外科学
pp.1026-1026
発行日 2022年9月19日
Published Date 2022/9/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001116
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Rotational acetabular osteotomy(RAO)は,寛骨臼形成不全に起因する二次性変形性股関節症の症状緩和および病期進行防止の目的で,わが国で最も多く行われている関節温存手術です。骨盤の外側からアプローチし,寛骨臼を関節包外で球形にくり抜き,関節軟骨面とともに前側方へ回転移動させます。大腿骨頭の被覆と関節の安定が得られ,脱臼傾向にある大腿骨頭の位置を回復させることができます。比較的良好な視野で行うことができ,球形に骨切りを行うことから骨片の移動が容易と報告されています。
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