特集 手の変形性関節症に対する手術療法 -DIP関節から手関節まで-
Heberden結節に対する関節固定術
牛尾 茂子
1
,
平瀬 雄一
1
,
菅野 百合
2
1四谷メディカルキューブ手の外科・マイクロサージャリーセンター
2聖路加国際病院形成外科
キーワード:
Heberden結節(Heberden’s node)
,
関節固定術(arthrodesis)
,
headless compression screw(HCS)
Keyword:
Heberden結節(Heberden’s node)
,
関節固定術(arthrodesis)
,
headless compression screw(HCS)
pp.802-809
発行日 2022年8月19日
Published Date 2022/8/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001081
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人口の高齢化に伴い手指DIP(distal interphalangeal)関節症,いわゆるHeberden結節の患者数は増加の一途を辿り,手術治療の需要も増えつつある。一般的には,変形した関節面を形成し海綿骨同士を接触させてから関節を固定するが,筆者らは関節を強直させればよいと考えている。また,固定性だけでなく整容面にも配慮し,関節軟骨の切除は可能な限り最小限にとどめ,headless compression screw(HCS)を用いて関節固定術を行い良好な成績が得られている。本稿では,筆者らが行っている手術方法を紹介する。
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