特集 日常よくある足疾患-保存治療を含めた治療法-
成人期扁平足
生駒 和也
1
,
牧 昌弘
1
,
城戸 優充
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科運動器機能再生外科学(整形外科)
キーワード:
後脛骨筋腱機能不全症(posterior tibial tendon dysfunction;PTTD)
,
後脛骨筋腱(posterior tibial tendon)
,
スプリング靱帯(底側踵舟靱帯,spring ligament)
Keyword:
後脛骨筋腱機能不全症(posterior tibial tendon dysfunction;PTTD)
,
後脛骨筋腱(posterior tibial tendon)
,
スプリング靱帯(底側踵舟靱帯,spring ligament)
pp.45-52
発行日 2021年1月19日
Published Date 2021/1/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000505
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成人期扁平足(adult acquired flatfoot deformity;AAFD)は内側縦アーチの低下,後足部の外反,前足部の外転を特徴とする足部の三次元的変形である。AAFDの診察にはtoo many toes signやsingle heel rise testが有用であり,後脛骨筋腱に沿った圧痛と腫脹が重要である。画像検査には,単純X線撮影で荷重時の足部背底像,側面像,後足部像が必要である。病期分類により治療法が選択される。初期には保存療法が重要で,第1選択である。手術療法は長趾屈筋腱移行術と骨切り術の組み合わせで選択される。
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