特集 関節鏡（内視鏡）のエキスパートを目指そう
Ⅱ. 各論：部位・分野別
頚椎神経根症に対するFull-endoscopic spine surgery（FESS）
岩井 宏樹
2,3
,
藤田 宗義
4
,
古閑 比佐志
1,2
1岩井FESSクリニック
2稲波脊椎関節病院
3岩井整形外科内科病院
4帝京大学医学部整形外科
キーワード：
頚椎神経根症（cervical radiculopathy）
,
FESS（full-endoscopic spine surgery）
,
FECF（full-endoscopic cervical foraminotomy）
Keyword:
頚椎神経根症（cervical radiculopathy）
,
FESS（full-endoscopic spine surgery）
,
FECF（full-endoscopic cervical foraminotomy）
pp.1179-1185
発行日 2020年11月19日
Published Date 2020/11/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000453
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FESSは当初腰椎椎間板ヘルニアの低侵襲な手術方法として発展してきた。しかしhigh speed drillなど道具の進歩とともに，除圧術にも用いられるようになってきた。頚椎神経根症は椎間孔狭窄のなかでも除圧範囲が限定されているため，最もよいFESSの頚椎適応疾患と考えられる。本稿では，full-endoscopic cervical foraminotomy（FECF）の手術手技を概説するとともに，特にC7/T1FECFでの手術手技における注意点に関して詳述する。
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