特集 強直性脊椎炎・乾癬性関節炎とその周辺疾患
脊椎関節炎における超音波診療の有用性
岡野 匡志
1
1大阪市立大学大学院医学研究科整形外科学
キーワード:
付着部炎(enthesitis)
,
Bモード(B mode)
,
パワードプラ(power Doppler)
Keyword:
付着部炎(enthesitis)
,
Bモード(B mode)
,
パワードプラ(power Doppler)
pp.402-407
発行日 2020年4月19日
Published Date 2020/4/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000196
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脊椎関節炎の病態は付着部炎であることから,超音波検査でアキレス腱付着部や上腕骨外側上顆・膝蓋腱付着部などにパワードプラシグナルを伴った付着部炎所見を観察することが可能である。また,関節周囲で腱や靱帯の付着部周囲に炎症所見がみられる。これらの所見は診断が難しい脊椎関節炎の診断に有用であるだけでなく,治療効果判定にも有用である。
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