特集 心疾患罹患患者の非心臓手術時の術前評価と術前・術後管理のポイント
治す 先天性心疾患患者の術前・術後管理
丹羽 公一郎
1
1聖路加国際病院 心血管センター循環器内科
キーワード:
Eisenmenger症候群
,
危険因子
,
術前管理
,
心臓疾患-先天性
,
周術期管理
Keyword:
Eisenmenger Complex
,
Heart Defects, Congenital
,
Risk Factors
,
Preoperative Care
,
Perioperative Care
pp.969-974
発行日 2019年10月9日
Published Date 2019/10/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2020080917
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Point>1 先天性心疾患は,修復術後も,後期合併症として心不全,肺高血圧,不整脈,チアノーゼ,出血凝固異常などの非心臓手術時の危険因子を伴うことが多い。2 非心臓手術をより安全に施行するためには,術前に後期合併症,血行動態,危険因子を麻酔科医,外科医に伝えておく必要があり,可能な限り術前に危険因子を加療・排除することが重要である。3 高度リスク群ほど,危険因子は多岐にわたるため,手術時は外科医,麻酔科医をはじめとし,成人先天性心疾患専門医,各内科専門医,看護師などの多職種チームでの対応が不可欠である。
Copyright© 2019 MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.