腫瘍循環器 抗がん剤の心毒性に関して、その機序と診断法と治療について教えてください

Introduction

いままでがん診療とのかかわりが深くなかった循環器領域の医療者が，が ん診療において発生した循環器的有害事象に対してサポーティブに介入 し，必要ながん治療の継続を支えるという「腫瘍循環器学」（oncocardiology /cardio-oncology）の重要性について，近年非常に多く取り 上げられるようになった。その後もがん治療の目覚ましい進歩は続いてお り，今後も循環器医療者はその進歩を注視していく必要がある。