特集 抗血小板薬治療の最前線
治す TAVI後の抗血栓薬治療の必要性 抗血小板薬か、抗凝固薬か
岡田 厚
1
,
安田 聡
1国立循環器病研究センター 心臓血管内科
キーワード:
抗凝固剤
,
多剤併用療法
,
血小板凝集阻害剤
,
診療ガイドライン
,
経カテーテル大動脈弁置換術
Keyword:
Anticoagulants
,
Drug Therapy, Combination
,
Platelet Aggregation Inhibitors
,
Practice Guidelines as Topic
,
Transcatheter Aortic Valve Replacement
pp.478-484
発行日 2018年5月9日
Published Date 2018/5/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2018194386
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<Point>1 2017年ガイドラインでのTAVI後抗血栓療法の推奨は、アスピリンの生涯内服+3~6ヵ月間チエノピリジン系抗血小板薬を併用するDAPT治療であるが、最近になりアスピリン単剤(SAPT)での有益性が示唆されている。2 抗凝固薬を必要とする患者のTAVI後の抗血栓療法については、明確な推奨は定められていない。今後の前向き研究からの結果報告が待たれる。3 4D-CTでの検討にてsubclinical leaflet thrombosisが約10%に認められることが報告されているが、その臨床的意義、治療方針については今後の課題である。
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