特集 徹底理解・心機能 何をいつ測り、どう活かす?
識る 運動耐容能で心機能と予後を識る 運動時の酸素供給能から心機能を紐解く
後藤 葉一
1
1公立八鹿病院
キーワード:
嫌気的閾値
,
運動負荷試験
,
呼吸困難
,
心機能検査
,
心不全
,
運動耐性
,
最大酸素摂取量
,
酸素運搬量
Keyword:
Dyspnea
,
Exercise Test
,
Heart Failure
,
Heart Function Tests
,
Anaerobic Threshold
,
Exercise Tolerance
pp.341-347
発行日 2018年4月9日
Published Date 2018/4/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2018144919
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<Point>1 従来は、心不全患者の長期予後とQOLを評価するためには心機能評価が必須であったが、近年では運動耐容能評価の重要性が増している。2 心肺運動負荷試験(CPX)で計測される最高酸素摂取量(peak VO2)は運動耐容能の標準的指標であるが、安静時左室駆出率とは相関しない。3 CPXにより、1)労作時呼吸困難や運動耐容能低下の原因検索、2)心疾患患者の手術適応決定・予後予測・治療効果評価、3)心臓リハビリテーションにおける運動処方決定、が可能である。
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