特集 植込みデバイスによる不整脈・心不全の診断・治療はどう変貌したか-現状と将来の展望-
識る ICDプログラミングで識っておくべきこと
荷見 映理子
1
,
横田 順
,
藤生 克仁
1東京大学医学部附属病院 循環器内科
キーワード:
死亡
,
心室細動
,
鑑別診断
,
電気的除細動
,
頻拍-心室性
,
植込み型除細動器
Keyword:
Death
,
Diagnosis, Differential
,
Electric Countershock
,
Ventricular Fibrillation
,
Tachycardia, Ventricular
,
Defibrillators, Implantable
pp.144-151
発行日 2017年2月9日
Published Date 2017/2/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2017130939
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植込み型除細動器(implantable cardioverter defibrillator;ICD)は低心機能 患者の生命予後を改善させるため,広く植込みが行われている1)。その一方で, 適切・不適切作動にかかわらずICDのショック作動自体が死亡率を増加させるこ とが明らかになった2 , 3)。このため,いかにICDショック作動を回避できるかに 焦点が移り,さまざまな改良が加えられてきた。ICDの機能を理解し,正しいプ ログラミングを行うことがショック作動回避(ショックリダクション)に重要であ る。本稿では,ショックリダクションへのアプローチとして,最近の知見に基づ いたプログラミング法を提案する。
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