特集 DOACの常識・非常識-抗血栓療法新時代に向けて-
診る 無症候性非弁膜症性心房細動を見逃さないために
村川 裕二
1
1帝京大学医学部附属溝口病院 第四内科
キーワード:
心電図
,
脳梗塞
,
無症候性疾患
,
個体差
,
心房細動-非弁膜症性
Keyword:
Electrocardiography
,
Brain Infarction
,
Asymptomatic Diseases
pp.25-29
発行日 2017年1月9日
Published Date 2017/1/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2017113617
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心原性脳塞栓症の予防が着目されるようになり,心房細動(atrial fibrillation; AF)が発作性であることや無症候性であることの意味についてさまざまな知見が 積み重ねられてきた。現在では,発作性でも,無症候性でも血栓塞栓症のリスク とみなす考え方がコンセンサスを得ている。リスクの多寡や,血栓塞栓発症後の 予後には若干の差異があるとしても,無症候性AFの検出とリスク評価は循環器 診療に欠かせない観点となった。
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