特集 これだけ知っておけば大丈夫!な認知症画像診断
高齢者タウオパチー これだけは知っておきたい
徳丸 阿耶
1
,
村山 繁雄
,
齋藤 祐子
1東京都健康長寿医療センター 放射線診断科
キーワード:
Alzheimer病
,
加齢
,
コンピュータ支援画像診断
,
MRI
,
鑑別診断
,
SPECT
,
認知症
,
脳循環
,
神経原線維変化
,
タウオパチー
,
頭部CT
Keyword:
Aging
,
Alzheimer Disease
,
Cerebrovascular Circulation
,
Dementia
,
Diagnosis, Differential
,
Image Interpretation, Computer-Assisted
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Tomography, Emission-Computed, Single-Photon
,
Neurofibrillary Tangles
,
Tauopathies
pp.1271-1280
発行日 2019年11月26日
Published Date 2019/11/26
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2020043023
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百寿者が6万人にも及ぶ未曾有の超高齢化社会にあるわが国では,医療,介護,看護,福祉,行政,交通など多面的かつ複合的な観点から認知症に向き合うことが,喫緊の課題となっている。また,世界に目を向ければ,Alzheimer病(AD)をはじめとする変性認知症疾患修飾薬開発が進められているが,必ずしも順調な進捗をみせていない現状があり,真に認知症の治療,予防に寄与できる「画像診断」とは何かが問われている。本稿で取り上げる高齢者タウオパチーは,認知症背景に高率に存在し,特に病初期においてADとの鑑別が求められる疾患が包含されており,画像診断医が把握しておいたほうがよい疾患の特徴と,画像所見について言及する。
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