特集 スポーツ医学の画像診断 競技復帰を目指して
疾患別解説 MRAを用いた膝前十字靱帯再建術後の移植腱血行動態の評価
原 邦夫
1
,
神谷 阿久里
,
高橋 健
,
金村 斉
1地域医療機能推進機構京都鞍馬口医療センター スポーツ整形外科センター
キーワード:
関節鏡法
,
MRI
,
膝関節
,
術後管理
,
スポーツ障害
,
MRA
,
前十字靱帯再建術
,
膝前十字靱帯損傷
,
スポーツ復帰
,
ROI (画像診断)
Keyword:
Anterior Cruciate Ligament Injuries
,
Return to Sport
,
Athletic Injuries
,
Arthroscopy
,
Knee Joint
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Postoperative Care
,
Magnetic Resonance Angiography
,
Anterior Cruciate Ligament Reconstruction
pp.98-107
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2020011366
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ACL再建術後にMRAを用いて栄養血管の描出や,骨孔壁面および骨孔内移植腱実質の造影効果により移植腱の血行動態の評価を行った。MRAの信号強度は術後8週では骨孔壁面に限局して高かったが,術後12週からは骨孔内移植腱実質が高信号へ変化した。造影効果の経時的変化は移植腱への血管新生や再構築過程を反映し,リハビリテーションのプロトコルにフィードバックできると考える。
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