特集 症候別画像診断プロトコル
病期診断および再発チェック 悪性腫瘍一般[CT] 肺癌、食道癌、乳癌、胃癌、大腸癌・直腸癌、子宮頸癌・子宮体癌、そのほか
吉田 理佳
1
,
吉廻 毅
,
北垣 一
1島根大学医学部附属病院 放射線科
キーワード:
腫瘍
,
腫瘍再発
,
腫瘍進行度
,
X線CT
,
肺腫瘍
Keyword:
Lung Neoplasms
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Neoplasms
,
Neoplasm Staging
,
Tomography, X-Ray Computed
pp.122-123
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2019184030
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肺癌の場合,撮影範囲は胸部から骨盤部とす る。通常は非造影CTと造影CT(造影剤注入開 始後80 ~ 90秒後)を撮影する(表1)1 ~3)。非造影 CTは,出血,石灰化の有無,造影後の腫瘍の 造影効果の確認のために,ベースラインとして も原則撮影することが望ましい1)。手術前で 3D‒CTA(CT angiography)を必要とする場合 はbolus tracking法が望ましい2)。特に肺癌の術 前の場合は,肺動脈の評価が重要となるが,そ の場合は総スキャン時間を10 ~15秒として, 造影剤注入開始10 ~20秒後に撮影開始する。 すなわち造影剤のファーストパスで撮影するこ とになる(図1)。
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