特集 症候別画像診断プロトコル
疾病診断(症候別) 関節痛(股関節)[MRI]
高尾 正一郎
1
1徳島大学 大学院医歯薬学研究部医用画像解析学分野
キーワード:
股関節
,
MRI
,
変形性股関節症
,
関節痛
,
関節唇
Keyword:
Hip Joint
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Osteoarthritis, Hip
,
Arthralgia
pp.70-71
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2019184007
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オーバーサンプリング(no phase wrap)を併 用し,左股関節を中心にFOVを220mmに絞っ て撮像することにより空間分解能の高い画像が 取得可能となる。脂肪抑制プロトン密度強調像 にて関節唇に損傷を思わせる信号上昇や表面不 整がみられる(図1bの↑)。同様の空間分解能 を有するT2強調像では関節唇近傍の関節軟骨, 軟骨下骨および靱帯(腸骨大腿靱帯)は関節唇同 様に低信号を呈しており,本症例のような関節 液貯留が少量の場合は関節唇の分離が困難とな る(図1a)。
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