特集 胸郭出口症候群の診断と治療
重複性絞扼性神経障害例に対する斜角筋ブロック療法
西田 淳
1
,
小山 尊士
,
永井 太朗
,
草野 俊樹
,
畠中 孝則
,
山本 謙吾
1東京医科大学 大学院医学研究科整形外科学
キーワード:
アナフィラキシー
,
気胸
,
声帯麻痺
,
呼吸麻痺
,
手根管症候群
,
疼痛測定
,
反回神経
,
末梢神経圧迫症候群
,
肘部管症候群
,
腕神経叢障害
,
視覚アナログ尺度
,
腕神経叢ブロック
Keyword:
Anaphylaxis
,
Carpal Tunnel Syndrome
,
Pain Measurement
,
Nerve Compression Syndromes
,
Pneumothorax
,
Recurrent Laryngeal Nerve
,
Respiratory Paralysis
,
Vocal Cord Paralysis
,
Brachial Plexus Neuropathies
,
Cubital Tunnel Syndrome
,
Brachial Plexus Block
,
Visual Analog Scale
pp.1028-1031
発行日 2019年10月19日
Published Date 2019/10/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2020037593
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
胸郭出口症候群に他の絞扼性神経障害を合併している重複性絞扼性神経障害例がときに経験される。これらの例に対して斜角筋ブロック療法を試み,DASH JSSHバージョンのDisability scoreとVASがブロック実施1週間後有意に低下した。VASの変化による評価で,有効例が9肢中6肢あった。短期成績ではあるが一定の治療効果が得られており,選択肢に入れてよい治療法と考えている。
Copyright© 2019 MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.