特集 人工膝関節置換術のインプラントと術式の選択
インプラントデザインと選択 Bi-cruciate stabilized(BCS)型人工膝関節システム
岡崎 賢
1
1東京女子医科大学 医学部整形外科学
キーワード:
関節疾患
,
後十字靱帯
,
膝関節
,
人工膝関節
,
前十字靱帯
,
補綴物の設計
,
膝関節置換術
,
アラインメント
Keyword:
Joint Diseases
,
Knee Joint
,
Knee Prosthesis
,
Prosthesis Design
,
Anterior Cruciate Ligament
,
Posterior Cruciate Ligament
,
Arthroplasty, Replacement, Knee
pp.263-267
発行日 2019年3月19日
Published Date 2019/3/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2019161952
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Bi-cruciate stabilized(BCS)型とは、大腿骨部品の顆間の前方と後方にそれぞれ設けられたカムと脛骨インサート中央に設けられたポストが、それぞれ前方と後方に接触し、両十字靱帯を切離した状態での大腿骨の前後安定性を保持する機構をもつ人工膝関節システムである。術後の膝動態解析によって、膝屈伸動作における大腿骨の良好な前後移動が認められた。また、内・外側非対称の形状をもつ関節面に、約3°の関節面の生理的内方傾斜を組み込んでいる。そのため、歩行時も正常の膝に近い動態が得られ、術後臨床成績も良好である。
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