特集 大腿骨頸部・転子部骨折の手術-整復と内固定材の選択-
大腿骨頸基部骨折に対する骨接合術
最上 敦彦
1
1順天堂大学医学部附属静岡病院 整形外科
キーワード:
X線透視検査
,
内固定法
,
骨ねじ
,
骨プレート
,
大腿骨頸部骨折
,
補綴物の設計
,
手術時体位
,
骨折-剪断
Keyword:
Bone Screws
,
Bone Plates
,
Fracture Fixation, Internal
,
Femoral Neck Fractures
,
Fluoroscopy
,
Prosthesis Design
pp.1003-1013
発行日 2018年9月19日
Published Date 2018/9/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2018341446
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大腿骨頸基部骨折は、「骨折の安定性」の点では頸部骨折に準じ、「血行」の点からは転子部骨折に準ずる骨折である。よって固定性の高い内固定材料を用いた骨接合術が治療の第一選択となる。その際は骨頭の把持力が高くカットアウトリスクの低いフックピンに、骨頭の回旋ならびに内反ストレスに対する抵抗性を担保するためのバレルプレートを組み合わせた、SHSタイプの「ツインフック」が最適である。
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