特集 大腿骨頸部・転子部骨折の手術-整復と内固定材の選択-
大腿骨頸基部骨折の定義・頻度・特徴・特殊型
徳永 真巳
1
1福岡整形外科病院
キーワード:
内固定法
,
骨ねじ
,
大腿骨頸部骨折
,
X線CT
,
発生率
,
三次元イメージング
,
股関節置換術
,
骨折-剪断
Keyword:
Bone Screws
,
Fracture Fixation, Internal
,
Femoral Neck Fractures
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Incidence
,
Arthroplasty, Replacement, Hip
,
Imaging, Three-Dimensional
pp.995-1002
発行日 2018年9月19日
Published Date 2018/9/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2018341445
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英語論文における大腿骨頸基部骨折の定義は「転子間線のすぐ近位か転子間線に沿った骨折」ということでおおむね一致しているが、わが国の『大腿骨頸部/転子部骨折診療ガイドライン第2版』では「骨折線が滑膜性関節包の内外にまたがっている骨折」と定義してあり、双方の間に解離が生じた。いずれにせよ回旋不安定性を有する骨折型である。大腿骨転子部骨折の1.8~7.6%の頻度であり、頸部骨折としてより転子部骨折の亜型として治療法が選択される。また本骨折の特殊型である「大腿骨頸基部前額面せん断骨折」についても解説した。
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