特集 腱板断裂治療のフローチャート
腱板再断裂の診断と手術・後療法
濱田 博成
1
,
菅谷 啓之
1船橋整形外科病院 スポーツ医学・関節センター
キーワード:
関節鏡法
,
再手術
,
再発
,
術後管理
,
アルゴリズム
,
臨床プロトコール
,
肩腱板損傷
,
関節運動学的アプローチ
,
病態生理
Keyword:
Rotator Cuff Injuries
,
Algorithms
,
Arthroscopy
,
Clinical Protocols
,
Postoperative Care
,
Reoperation
,
Recurrence
pp.748-754
発行日 2018年7月19日
Published Date 2018/7/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2018284982
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腱板修復後の再断裂は臨床成績に影響しない場合も多いため、有症状の術後再断裂をみた場合に、その病態把握が重要である。また治療の選択肢も少なくなく、患者の愁訴をしっかり把握し、適切な症例に適切な手術を選択する必要がある。MRIでの脂肪変性の程度や骨頭上昇の有無、患者背景(年齢、活動性、基礎疾患、労災など)、断裂部位を考慮し、修復が可能かどうかを判断する。修復が不可能な場合には、患者の望みを考慮し術式を選択するべきと考える。
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