特集 運動器画像診療の最前線
部位別・疾患別画像診療の最前線 小児整形外科領域の画像診療 超音波診療
岩田 浩志
1
1あいち小児保健医療総合センター 整形外科
キーワード:
関節炎
,
股関節
,
股関節脱臼
,
鑑別診断
,
超音波診断
,
Perthes病
,
超音波プローブ
,
開排制限
Keyword:
Arthritis
,
Diagnosis, Differential
,
Hip Dislocation
,
Hip Joint
,
Ultrasonography
,
Legg-Calve-Perthes Disease
pp.120-129
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2018192550
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<画像診療のポイント>●超音波検査は被ばくがなく、鎮静も多くの場合で不要なため、小児領域では非常に有用な画像検査である。●乳児股関節の超音波診断にはGraf法や前方法(鈴木法)がある。Graf法は慣れれば非常に便利な検査法であり、乳児股関節健診のスクリーニングとして行われている地域もある。●小児股関節の超音波診断は、大腿骨頭・頸部の骨形態だけではなく、関節包、関節内滑膜、関節内水腫などの描出が可能である。特に、単純X線像のみでは診断困難な関節炎の診断に利点がある。
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