特集 股関節を中心とした三次元アライメントhip-spineとhip-knee
大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折 脊椎変形との関連を含めて
山本 卓明
1
1福岡大学 医学部整形外科
キーワード:
X線診断
,
寛骨臼
,
関節軟骨
,
股関節部骨折
,
骨折-特発性
,
MRI
,
脊柱変形
,
三次元イメージング
Keyword:
Acetabulum
,
Cartilage, Articular
,
Fractures, Spontaneous
,
Hip Fractures
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Radiography
,
Spinal Curvatures
,
Imaging, Three-Dimensional
pp.199-203
発行日 2018年2月19日
Published Date 2018/2/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2018122481
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高齢女性に好発する大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折は、寛骨臼被覆不良を基盤としたlateral typeと、寛骨臼被覆とは無関係に骨頭中央付近に発生するcentral typeがあり、lateral typeのほうが有意に予後不良とされている。寛骨臼被覆不良に関与する因子として、寛骨臼形成不全に加えて、腰椎後彎変形の関与が指摘されている。腰椎後彎により股関節前方の被覆が低下することにより寛骨臼縁への力が集中した結果、骨折が発生する可能性が指摘されている。
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