特集 関節の再生医療
細胞関節内注射法 臨床研究における有効性・安全性のエビデンス
安井 行彦
1
,
中村 憲正
1星ヶ丘医療センター 整形外科
キーワード:
自家移植
,
同種移植
,
関節軟骨
,
関節内注射
,
軟骨疾患
,
Evidence-Based Medicine
,
治療成績
,
変形性膝関節症
,
再生医学
,
間葉系幹細胞移植
,
半月損傷
Keyword:
Tibial Meniscus Injuries
,
Cartilage Diseases
,
Cartilage, Articular
,
Injections, Intra-Articular
,
Transplantation, Homologous
,
Transplantation, Autologous
,
Treatment Outcome
,
Evidence-Based Medicine
,
Osteoarthritis, Knee
,
Mesenchymal Stem Cell Transplantation
,
Regenerative Medicine
pp.1225-1228
発行日 2017年12月19日
Published Date 2017/12/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2018087238
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はじめに
関節軟骨は硝子軟骨で構成されているが,自己 修復能に乏しいため,一度損傷すると変形性膝関 節症(osteoartiritis of the knee;膝OA)へと進行 していくリスクがある。そこで,自己修復能に乏 しい組織に対する治療として再生医療が注目さ れ,数十年の基礎研究の結果を基にして一部が臨 床応用される時代となってきた。 関節軟骨に関する再生医療では細胞治療と非細 胞治療があり,細胞治療のなかにもスキャフォー ルドとともに移植する方法や関節内注射などさま ざまな移植法があるが,本稿では細胞関節内注射 法に関して臨床研究における有効性・安全性のエ ビデンスを述べる。
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