特集 変形性股関節症に対する関節温存手術の現状と将来展望
骨切り術の実際(概念・適応・成績) 寛骨臼回転骨切り術(RAO)
中村 正樹
1
,
中村 茂
1帝京大学 医学部整形外科学講座
キーワード:
X線診断
,
危険因子
,
X線CT
,
変形性股関節症
,
治療成績
,
三次元イメージング
,
寛骨臼回転骨切り術
,
寛骨臼形成不全
Keyword:
Radiography
,
Risk Factors
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Osteoarthritis, Hip
,
Treatment Outcome
,
Imaging, Three-Dimensional
pp.937-940
発行日 2017年9月19日
Published Date 2017/9/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2017374383
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はじめに
日本人の変形性股関節症(osteoarthritis of the hip;股OA)においては寛骨臼形成不全を基盤とす る二次性股関節症が約80%を占めると報告されて おり1),2),症状の緩和とともに股関節症の進行を防 ぐあるいは遅らせる目的で関節温存手術が行われ てきた。寛骨臼回転骨切り術(rotational acetabular osteotomy;RAO)はわが国で考案され,現在最も 広く行われている関節温存手術である(図1)。
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