特集 最強の心原性ショックチームを作ろう
治す11
心原性ショック治療における補助人工心臓の立ち位置
奥村 貴裕
1
1名古屋大学医学部附属病院重症心不全治療センター/循環器内科
キーワード:
補助人工心臓
,
心原性ショック
,
Temporary mechanical circulatory support
,
長期在宅補助人工心臓治療
,
心臓移植
Keyword:
補助人工心臓
,
心原性ショック
,
Temporary mechanical circulatory support
,
長期在宅補助人工心臓治療
,
心臓移植
pp.65-70
発行日 2023年1月9日
Published Date 2023/1/9
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000001151
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大動脈内バルーンパンピング(IABP),経皮的心肺補助,ImpellaⓇといった機械的補助循環は,経皮的に迅速な装着が可能であり,一時的な血行動態サポートを可能にする。これらのtemporary mechanical circulatory support(TMCS)は長期使用には耐えず,心機能回復困難例では補助人工心臓(VAD)の装着が考慮される。本稿では,一連の心原性ショック治療におけるVAD治療を概説する。シームレスな心原性ショック治療の診療連携を進める一助とされたい。
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