特集 最強の心原性ショックチームを作ろう
治す10
心原性ショックの集学的治療:機械的補助循環を中心に
鵜木 崇
1,2
,
横田 翔平
2
,
此内 緑
2
,
西浦 照二
2
,
横井 愛美
2
,
松下 裕貴
2
1済生会熊本病院集中治療室
2国立循環器病研究センター循環動態制御部
キーワード:
心原性ショック
,
機械的補助循環(MCS)
,
PV loop
,
左室unloading
,
ECPELLA
Keyword:
心原性ショック
,
機械的補助循環(MCS)
,
PV loop
,
左室unloading
,
ECPELLA
pp.56-64
発行日 2023年1月9日
Published Date 2023/1/9
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000001150
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わが国で使用可能な心原性ショックに対する機械的補助循環(MCS)デバイスとしては,大動脈内バルーンパンピング(IABP)および体外式膜型人工肺(VA-ECMO)が一般的であったが,2016年より補助循環用ポンプカテーテルであるImpellaⓇが薬事承認された。出口戦略や地域での連携,慢性期治療への橋渡しなどは他稿に譲り,本稿では,急性期におけるこれら3つのMCS治療およびその組み合わせにフォーカスを絞って,循環補助と左室unloadingの2つの観点から解説する。
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