連載 心臓の解剖【知っておきたい知識 -疾患の病態生理から治療へつなげる解剖学-】
第12回
房室中隔の基本構造と疾患
井川 修
1
1日本医科大学付属病院/セントマーガレット病院 循環器内科
pp.300-308
発行日 2022年3月9日
Published Date 2022/3/9
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000000876
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●房室中隔(AVS)の構造は,その発生から考えると理解しやすい。
●AVSは右房(RA)内腔と左室(LV)内腔を隔てている心臓中隔の1つである。
●AVSはRA筋,線維性境界構造物(中心線維体),LV筋より構成される合板様構造物である。
●AVSは,僧帽弁前尖(AML)弁輪と三尖弁中隔尖(STL)弁輪の間の領域である。
●AVSはドーム様構造を呈している。
●AVSは心内膜床より形成される。
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