特集 心エコー計測/抽出のコツ,身につけたい考え方/進め方
Ⅱ 身につけたい考え方/進め方
2 心機能を評価する a. 左室収縮能評価
菊池 祥平
1
,
瀬尾 由広
1
1名古屋市立大学大学院医学研究科循環器内科学
キーワード:
Frank-Starling曲線
,
収縮末期−左室エラスタンス(Ees)
,
左室駆出率
,
左室ストレイン
,
僧帽弁輪移動速度・移動距離
Keyword:
Frank-Starling曲線
,
収縮末期−左室エラスタンス(Ees)
,
左室駆出率
,
左室ストレイン
,
僧帽弁輪移動速度・移動距離
pp.80-87
発行日 2021年11月1日
Published Date 2021/11/1
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000000731
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左室機能は“左室に血液を充満させる拡張機能”と“全身に血液を駆出する収縮機能”とに大別される。両者は心臓のポンプ機能において表裏一体の関係であり,明確に分離することはできないが,左室収縮能を反映する心エコー図検査の指標として,左室駆出率,左室ストレインや僧帽弁輪移動速度・移動距離が挙げられる。本稿では,左室収縮能を血行力学的に考察し,それぞれの心エコー図指標の特性を概説する。
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