特集 たくさんの症例でもっと地力が伸ばせる脊椎画像診断
化膿性脊椎炎・結核性脊椎炎
藤崎 瑛隆
1
,
青木 隆敏
1
1産業医科大学 放射線科学講座
pp.1242-1248
発行日 2026年10月26日
Published Date 2026/10/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000003531
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化膿性脊椎炎は,脊椎の細菌性感染であり,診断・治療の遅れによって神経障害や生命予後にもかかわる日常臨床でも重要な疾患である。好発年齢は,小児と中高年の二峰性で,やや男性に多い。腰椎,胸椎の順に多く,頸椎はやや少ない。原因菌は,黄色ブドウ球菌が最多であるが,菌が特定されない場合も多い。主訴は腰痛が多く,発熱,悪寒がある。ただし,発熱は化膿性脊椎炎の35~60%であり,発熱がない場合でも除外できない。また,化膿性脊椎炎に感染性心内膜炎を合併する場合もあり,注意が必要である。まず椎体終板の軟骨下骨に感染する。椎間板に穿破して隣接する椎体終板に進展し,前・後縦靱帯や周囲組織に広がる。

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