特集 たくさんの症例でもっと地力が伸ばせる脊椎画像診断
骨粗鬆症・椎体骨折
神島 保
1
,
安 池英
2
1北海道大学大学院保健科学研究院 医用生体理工学分野
2ソウル大学病院 放射線科
pp.1220-1226
発行日 2026年10月26日
Published Date 2026/10/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000003528
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骨粗鬆症性椎体骨折(osteoporotic vertebral fractures:OVF)は最も頻度の高い脆弱性骨折で,軽微な外傷や日常動作でも生じる。約2/3は無症候性で見逃されやすい。形態は楔状型,両凹型,圧潰型などに分類され,Genant半定量法が広く用いられる。単純X線写真が基本で,CTは骨折形態,MRIは軽微な骨折の検出,新鮮・陳旧性,良・悪性の鑑別,神経障害の評価に有用である。既存椎体骨折は新規椎体骨折リスクを4~5倍に高め,隣接椎体へ骨折が連鎖するvertebral fracture cascadeをきたすため,早期診断と骨粗鬆症治療による二次骨折予防が重要である。

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