大腸編連載 あなたのための大腸CT
[第3回]
Stage 3:狭窄の向こう側
三宅 基隆
1
1国立がん研究センター中央病院 放射線診断科
pp.936-940
発行日 2025年8月26日
Published Date 2025/8/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000002131
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[症例提示]70歳台,女性。下血精査のため施行した大腸内視鏡検査で,S状結腸に全周性狭窄を伴う2型進行癌を認めた(Fig.1)。内視鏡は病変部を通過できず,狭窄部より口側腸管の評価目的に大腸CT(CTC)が,内視鏡検査の後,1時間以内に施行された。検査依頼コメントには「複数の開腹手術歴があり高度な癒着が予想されるため,同時切除すべき病変があれば同時に切除したい。よろしくお願いします」と記載されている。

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