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第23回
低線量CTによる肺癌スクリーニングのランダム化試験で,肺癌死亡率減少を証明した歴史的論文
坂井 修二
1
,
金﨑 里絵
1
1東京女子医科大学 画像診断学・核医学分野
pp.782-783
発行日 2024年6月26日
Published Date 2024/6/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000001730
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National Lung Screening Trial(NLST)では,低投与量CTをスクリーニングに用い,肺癌死亡率を減少させるか検討を行った。2002年8月〜2004年4月までの期間に米国の33施設で,肺癌の高リスクの被検者53,454名を登録し,スクリーニング検査として低線量CTを受けた群26,722名と,胸部X線撮影を受けた群25,732名とにランダムに振分け,2009年12月まで追跡して,肺癌による死亡率を比較した。
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