特集2 判例からみる医療訴訟
未破裂脳動脈瘤治療におけるIC(説明義務)(最高裁および東京高裁差し戻し審)
北野 文将
1
1名古屋大学医学部附属病院 患者安全推進部
キーワード:
説明義務(accountability)
,
予防的な療法(preventive therapy)
,
未破裂脳動脈瘤治療(unruptured cerebral aneurysm treatment)
Keyword:
説明義務(accountability)
,
予防的な療法(preventive therapy)
,
未破裂脳動脈瘤治療(unruptured cerebral aneurysm treatment)
pp.1505-1508
発行日 2022年12月26日
Published Date 2022/12/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000001123
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
予防的な療法(術式)を実施するにあたって,医療水準として確立した療法(術式)が複数存在する場合は,患者が熟慮のうえ判断することができるように,医師は各療法(術式)の違いや,経過観察も含めた各選択肢の利害得失について,わかりやすく説明することが求められることを示した裁判例である。
Copyright © 2022, MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.