特集 いま考えたい 新興・再興感染症の画像診断
COVID–19診療における画像診断の役割
戌亥 章平
1,2
1東京大学大学院医学系研究科 放射線医学講座
2自衛隊中央病院 放射線科
キーワード:
COVID–19(coronavirus disease 2019)
,
新型コロナウイルス(SARS–CoV–2)
Keyword:
COVID–19(coronavirus disease 2019)
,
新型コロナウイルス(SARS–CoV–2)
pp.1148-1159
発行日 2021年9月26日
Published Date 2021/9/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000752
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COVID–19診療における胸部画像検査の主な役割は,肺炎の重症度や病期,治療効果の判定,合併症の診断,鑑別診断の除外であるが,特定の状況下では診断のプロセスでも利用される。特に,入院適応の判断や治療方針の決定には必要不可欠である。胸部CTが標準的なモダリティであるが,状況によっては胸部X線写真や超音波も有用である。各検査の適応,特性,限界を理解し状況によって適切に使い分け,結果を正しく解釈することが放射線科医に求められる。
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