連載 特集アドバンストコース
[Vol.36 9月号]今さら聞けない急性腹症の画像診断
三宅 基隆
1
1国立がん研究センター中央病院 放射線診断科
pp.669-672
発行日 2021年5月26日
Published Date 2021/5/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000664
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本特集を一読すれば,急性腹症の診察時に鑑別すべき疾患群の画像所見を一望することが可能である。急性腹症のなかでも短時間で対応が必要な疾患を除外した後で,いくぶん余裕をもって鑑別診断を絞ることが可能になると思われる。鑑別診断に迷った場合でも,堂々とほかの誰かに「聞くことができる」状態になっているだろう。もちろんどの疾患の画像所見にもさまざまなバリエーションがあるので,十分な事前学習が重要である。『急性腹症診療ガイドライン2015』中でも紹介されているような教育プログラムを利用したり,本特集を鑑別疾患リストとして十二分に利活用したりして,さまざまなコンテンツ(アプリ,動画や,医師同士の問題解決プラットフォーム用サービスなども含む)を参照し,多様な画像所見に慣れ親しみ,自分自身の頭の中のニューラルネットワークをdeepに鍛えておくことが肝要である。
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