Japanese
English
特集 急性腹症—画像診断から初期治療まで
急性腹症における画像診断の選択
Acute abdomen:Selection and techniques of imaging modalities
若林 雅人
1
,
野坂 俊介
1
,
宮崎 治
1
,
石川 徹
1
Masato WAKABAYASHI
1
1聖マリアンナ医科大学放射線医学教室
キーワード:
急性腹症
,
画像診断
Keyword:
急性腹症
,
画像診断
pp.1101-1107
発行日 1996年9月20日
Published Date 1996/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902387
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近年の画像診断装置の進歩に伴い,救急医療の現場においても画像診断の占める割合は確実に大きくなってきている.本稿では,単純X線写真,超音波検査,CT検査など各modality別に急性腹症を来たす各種疾患への適応,撮影技術を中心に解説した.急性腹症をはじめとする救急疾患に対する画像診断の選択,進め方は各施設の状況により大きく左右されるため画一的ではあり得ないが,できるだけ短時間に必要最小限の検査で治療に進むという目的は同一であり,このためには各画像診断の適応や各疾患における所見を十分理解したうえで,それぞれの施設における各科医師で構成されるdecision teamにより診断,治療方針の決定がされることが望ましいと考えられる.
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