特集 研修医に教える画像診断のABC
オーダー方法:救急疾患読影のポイント
研修医が見落としちゃいけない救急疾患
上腹部(胃・十二指腸・肝・胆・膵)
大地 克樹
1
,
本郷 哲央
1
,
浅山 良樹
1
1大分大学医学部 放射線医学講座
キーワード:
急性腹症(acute abdomen)
,
上腹部(upper abdomen)
,
CT(computed tomography)
Keyword:
急性腹症(acute abdomen)
,
上腹部(upper abdomen)
,
CT(computed tomography)
pp.118-126
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000443
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本稿では,上腹部,上部消化管や肝・胆・膵の救急疾患について概説していく。急性腹症における画像診断ではCTが1st choiceである。造影CT撮像の際には,静脈相だけでは診断・鑑別が困難な場合もあるため,動脈相も撮像することが望ましい。しかしながら疾患によっては単純X線写真や超音波検査などでも診断や鑑別が可能なものがあり,そちらも併せて解説したい。研修医諸君の救急対応や,今後の診療において少しでも助けとなれば幸いである。
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