特集 今さら聞けない急性腹症の画像診断
発生部位からみる急性腹症
五島 聡
1
1浜松医科大学 放射線診断学・核医学講座
キーワード:
急性腹症(acute abdomen)
,
CT(computed tomography)
,
画像(imaging)
Keyword:
急性腹症(acute abdomen)
,
CT(computed tomography)
,
画像(imaging)
pp.964-965
発行日 2020年9月26日
Published Date 2020/9/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000371
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急性腹症とは,発症1週間以内の急性発症で,手術などの迅速な対応が必要な腹部疾患と定義される1)。このなかには さまざまな疾患や病態が含まれるが,いずれも迅速な診断により原因疾患を特定し,適切や処置や治療法を選択することが必要とされる領域である。特に研修医や画像診断初学者が救急の現場で遭遇することも多く,誰しもが一度はハラハラした経験があると思われる。急性腹症を引き起こす疾患のなかにも特徴的な画像所見を呈するものは多く知られているため,画像診断の果たす役割は大きいと考える。多くの急性腹症疾患に対する知識の整理に本誌が役に立てれば幸いである。
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