特集 透析患者の画像診断
人工透析に関連する心血管疾患のCT,MRI
大森 裕子
1
,
天野 康雄
1
1日本大学病院 放射線科
キーワード:
慢性腎臓病(chronic kidney disease;CKD)
,
心血管疾患(cardiovascular disease;CVD)
,
T1・T2マッピング(T1・T2 mapping)
Keyword:
慢性腎臓病(chronic kidney disease;CKD)
,
心血管疾患(cardiovascular disease;CVD)
,
T1・T2マッピング(T1・T2 mapping)
pp.1147-1154
発行日 2020年10月26日
Published Date 2020/10/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000408
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透析患者は心血管疾患を合併するリスクが高く,この合併症は生命予後にかかわる重要な因子である。患者の多くは糖尿病や高血圧などの基礎疾患を有し,動脈硬化性の血管性疾患の合併率が高い。さらに,腎機能障害患者に特有な非虚血性心筋症による心筋線維化は,致死的不整脈の原因となる。本稿では,慢性腎臓病関連心筋症,急性心筋梗塞,閉塞性動脈硬化症の3疾患を取り上げ,CTやMRIの画像所見を中心に解説する。
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