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骨粗鬆症外来を受診した女性を対象とした年齢階級別にみた骨盤と脊椎矢状面アライメント
Essential safety considerations for total hip arthroplasty:pelvic and spine alignment across age groups in women at an osteoporosis outpatient clinic:a retrospective observational study
白野 誠
1
,
今井 教雄
2
,
堀米 洋二
1
,
川島 寛之
1
M. Shirono
1
,
N. Imai
2
,
Y. Horigome
1
,
H. Kwashima
1
1新潟大学大学院整形外科
2新潟大学大学院健康寿命延伸・運動器疾患医学講座
1Division of Orthop. Surg., Dept. of Regenerative and Transplant Medicine, Niigata University Graduate School of Medical and Dental Sciences, Niigata
キーワード:
spinal sagittal alignment
,
pelvic alignment
,
THA
Keyword:
spinal sagittal alignment
,
pelvic alignment
,
THA
pp.993-997
発行日 2026年8月1日
Published Date 2026/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei77_993
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【要 旨】
目 的:健常者における骨盤および脊椎のアライメントの経時的変化は,人工股関節全置換術などの外科的介入を行ううえで重要であるが,これらの変化は十分に解明されておらず,わが国での報告は少ない.本研究では,加齢に伴う骨盤および脊椎の矢状面アライメントとの変化の関連性を検討する.
対象および方法:Imaiらの報告に準じ,健常者の後弯の程度を評価するために,前骨盤面(APPA),骨盤入斜角(PI),骨盤傾斜角(PT),仙骨傾斜角(SS),解剖学的仙骨傾斜角(a-SS),解剖学的骨盤傾斜角(a-PT),胸椎後弯角(TK),および腰椎後弯角(LL)を分析した.
結 果:APPAは時間の経過とともに減少し,SSは徐々に変化し,PTは加齢に伴いより顕著な変動を示したが,PIには有意な変化はなかった.a-SSは早期に変化し,高齢群よりも若年群で低かった.さらに,a-PTは加齢とともに減少した.脊柱の矢状面アライメントは若年群と高齢群で類似しており,LLでは徐々に変化し,TKではLLよりも早期に変化がみられた.
結 論:骨盤の変化は骨盤によって代償され,TKの変化,すなわち脊柱アライメントの変化はLLによって代償される.骨盤の後方傾斜は加齢とともに進行し,仙腸関節での代償から仙骨での代償へと移行する.

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