Japanese
English
経験と考察
骨粗鬆症性椎体骨折後の神経障害をきたす症例の特徴
Characteristics of cases with neurological disorders after osteoporotic vertebral fractures
久保田 聡
1
,
久保田 亘
1
S. Kubota
1
,
W. Kubota
1
1久保田整形外科医院
1Kubota Orthopaedic Clinic, Hiratsuka
キーワード:
osteoporotic vertebral fracture
,
neurological disorder
,
characteristic
Keyword:
osteoporotic vertebral fracture
,
neurological disorder
,
characteristic
pp.307-310
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei77_307
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は じ め に
わが国において急激な高齢化に伴い骨粗鬆症の患者が増えつつあり,骨粗鬆症性椎体骨折(osteoporotic vertebral fracture:OVF)の患者も増加している.OVFに対する治療は,脊柱管内への骨片による脊髄圧排の有無や患者背景などさまざまな因子を考慮して選択されるが,まずは装具療法や薬物療法などの保存療法を行うことが多い.しかし,保存療法中に椎体の圧潰や偽関節による疼痛の遷延,神経障害などの合併症が生じることがある1~3).OVF後の神経障害によって,遅発性麻痺を含めた神経症状を呈することで,日常生活動作(ADL)や生活の質(QOL)が大きく低下する可能性がある.OVF後の遅発性麻痺に対する手術療法の報告は散見されるが4~6),神経障害に対する保存療法についての報告は少ない.
本研究の目的は,保存療法を施行したOVF後に生じた神経障害をきたす症例の特徴について検討することである.

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