人の生き方

　人生には二つのアプローチがあります．一つは細かいことは気にせずに過ごす人，もう一つは小さいことに気を配り，石橋を叩いて渡るような慎重に行動する人です．どうやら私は前者タイプのようで，ストレスを避けるために細かいことを気にしないように心がけています．たとえ前日に嫌なことがあっても，翌日にはまたいつものように行動するようにしています．たとえば健康に関して，年に1回の自院での健康診断では血液検査，胸部X線検査を受けることはあるものの，胃や腸の検査は受けたことがありません．検査をするから病気になると言われますが，私はその通りであると思います．友人の先生は毎年胃の透視と腸の内視鏡検査を受けています．癌の早期発見は重要ですが，私はむしろ検査によるストレスを避ける方が良いと考えています．検診による胃癌発見率は，1,000人に1.5人程度です．どちらが正解かはわかりませんが，私は小さいことを気にしている時間があれば，やりたいことをやっていた方が人生面白いのではないかと思う次第です．