特集 看護史への誘い
人の生き方に興味を持とう—歴史を身近なものに
高田 節子
1
1岡山大学医療技術短期大学部
pp.214-216
発行日 1993年3月1日
Published Date 1993/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904216
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'92年の夏,ねぶた祭に沸きかえる青森県弘前市において,第18回日本看護研究学会が盛大に開催された.その時,筆者らは「看護書からみた術前看護〜明治から戦前まで」の研究発表を行なった.本稿では,本論の研究自体の紹介は次の機会に譲り,共同研究者の1人として研究に取り組んだ動機と郷土の偉人の名を史料収集途上で見つけたことを話題に取り上げたい.なぜなら,私自身がその人の生き方に関心をよせていたことが歴史を身近かに感じさせてくれたのだし,歴史を面白く見るにはアンテナを高くしておくと,きっかけがつかめると思うからである.
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