Japanese
English
整形手術手技
ロッド切断連結による脊椎後方固定延長術
Posterior spinal extended fusion by rod cut and connection
小島 利協
1
,
武村 憲治
1
,
柏崎 裕一
1
,
河合 孝誠
1
,
大藤 勇樹
1
T. Kojima
1
,
K. Takemura
1
,
Y. Kashiwazaki
1
,
K. Kawai
1
,
Y. Oto
1
1磯子中央病院整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Isogo Central Hospital, Yokohama
キーワード:
rod cut
,
cut and connection
,
spinal extended fusion
Keyword:
rod cut
,
cut and connection
,
spinal extended fusion
pp.440-444
発行日 2023年5月1日
Published Date 2023/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei74_440
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は じ め に
ロッド連結脊椎後方固定延長術は広範囲(4椎間以上)・長範囲(6椎間以上)固定術後の隣接椎間を含めた固定延長を行う場合に有用な手術方法であり,その連結方法と強度については報告した1).ロッド切断は行わずに既存のインストゥルメントをすべて温存して固定延長を行う手技であり,スクリューの弛みが明らかであっても固定延長術は可能である.2020年10月に長範囲固定術後近位隣接椎間での不全麻痺例に対する手術に際して,除圧して後側方に良好な骨移植母床を作成するためにはスクリュー抜去が望ましいと考えて,はじめて術野でのロッド切断手技を導入し固定近位端スクリューを抜去してロッド連結固定延長術を行った.ロッド切断は容易で,スクリュー抜去によりロッド連結が簡単になることがわかり,その後は除圧が必要でない場合もロッド切断連結固定延長術を行うようになった.
© Nankodo Co., Ltd., 2023