Japanese
English
整形手術手技
胸腰椎多数回手術後のロッド間連結固定術
Spinal connected fusion between rods for multiply operated back
小島 利協
1
,
武村 憲治
1
,
柏崎 裕一
1
,
河合 孝誠
1
,
大藤 勇樹
1
T. Kojima
1
,
K. Takemura
1
,
Y. Kashiwazaki
1
,
K. Kawai
1
,
Y. Oto
1
1磯子中央病院整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Isogo Central Hospital, Yokohama
キーワード:
spinal connected fusion
,
between rods
,
multiply operated back
Keyword:
spinal connected fusion
,
between rods
,
multiply operated back
pp.791-794
発行日 2023年6月1日
Published Date 2023/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei74_791
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は じ め に
胸腰椎固定術を同一病院で行うようになってから25年が経過し,術後患者の高齢化とともに多数回手術例に固定術を行う機会が増えた.多数回手術により固定範囲を拡大すると,スクリューの弛みや続発骨折によりさらなる追加手術が必要となる危険性が高くなるが,それでも難治性の場合には手術的治療を行っている.固定隣接椎間を含めた固定術では既存のインストゥルメントを抜去して行うrevision手術,ロッド連結固定延長術,ロッド切断連結固定延長術など,病態に応じてさまざまな手術方法を選択している.既存固定とは関係なく遠隔椎間の固定術を行うこともあり,多数回手術で別々に行った固定中間部での固定術が必要である場合にロッド間連結固定術を行った.多数回手術後ロッド間連結固定術の手術適応と手術方法を考察した.
© Nankodo Co., Ltd., 2023