Japanese
English
臨床室
脊椎固定延長術後に抜去部スクリュー孔で骨折を起こした2例
Fracture of screw-removed foramen after spinal extended fusion:report of two cases
小島 利協
1
,
武村 憲治
1
,
柏崎 裕一
1
,
河合 孝誠
1
,
大藤 勇樹
1
T. Kojima
1
,
K. Takemura
1
,
Y. Kashiwazaki
1
,
K. Kawai
1
,
Y. Oto
1
1磯子中央病院整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Isogo Central Hospital, Yokohama
キーワード:
screw-removed foramen
,
spinal extended fusion
,
fracture
Keyword:
screw-removed foramen
,
spinal extended fusion
,
fracture
pp.956-959
発行日 2022年8月1日
Published Date 2022/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei73_956
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脊椎後方固定手術後に隣接椎間を含めた固定延長手術が必要となった場合には,既存のインストゥルメントを抜去してスクリュー・ロッドを入れ替えるrevision手術,既存のインストゥルメントを温存してロッドを連結するロッド連結手術が考えられる1,2).固定術後に長期経過して十分な骨癒合が得られている場合にはrevision手術を,抜釘の侵襲が大きい広範囲固定術後の場合にはロッド連結手術を選択することが多かった.Revision手術での固定延長術後早期に,抜去部スクリュー孔で骨折を起こした2例を経験した.十分な骨癒合後に骨折を起こした原因について検討し,抜去部スクリュー孔骨折の危険性について考察した.
© Nankodo Co., Ltd., 2022